診療のご案内 [痛風]

男性に多いこの病気。なったことは無くても、耳にしたことはあるはずです。生活習慣への取り組みも重要になります。

痛風・高尿酸血症について

「昨日まで元気だったのに、足の親ゆびが…」

ある朝、会社員Aさん。夜中にズキンと目が覚める。足の親ゆびの付け根が赤く腫れて、布団が触れるだけでも痛い。これが“痛風発作”の典型です。放っておくと再発を繰り返し、腎臓や血管にも負担がかかります。でも、きちんと整えれば再発予防はできます。


痛風・高尿酸血症って?

血液中の「尿酸」が多く(一般に7.0mg/dLを超えると“高尿酸血症”)、関節に尿酸の結晶がたまって炎症を起こすと“痛風発作”になります。治療中は尿酸値を6.0mg/dL以下に保つことが再発予防の基本です。


痛みが出たら(急性発作の対処)

  • 早めの受診が大切。

  • 痛みを抑える薬(NSAIDs)などのいずれか/組み合わせで治療します。

  • すでに尿酸を下げる薬を内服中でも、原則そのまま継続し、痛み止めを追加します。


再発させないために(発作が落ち着いたら)

1) 尿酸を下げる薬

  • つくる量を減らす:キサンチンオキシダーゼ阻害薬(例:アロプリノール、フェブキソスタット 等)

  • 出す量を増やす:尿酸排泄促進薬(例:ベンズブロマロン 等)

  • 目標は6.0mg/dL以下(痛風結節がある場合ほど厳格に)

2) 生活の整え方

  • 水分:こまめに水分摂取を。

  • お酒頻度を控えめに。

  • 甘い飲み物:果糖(フルクトース)が多い清涼飲料は尿酸を上げやすいので要注意。koikai.org+1

  • 体重:急な減量はNG。リバウンドしにくい“ゆるい減量”が◎。

  • 食事:極端な“プリン体ゼロ”より、総量バランス(主菜の量、野菜+発酵食品、就寝前の食べ過ぎ回避)を。


当院では

  • 急性発作の迅速対応:痛み止めの使い分けを体質・併用薬・腎機能で最適化。

  • 再発予防プラン:薬の種類・量を段階的に調整し、6.0mg/dL以下の維持を目指します。

  • 生活サポート:飲み物の選び方、外食のコツ、コンビニでの“負けない”選択などを具体例で。

  • 合併症も一緒に:高血圧・脂質異常症・糖尿病の“まとめ診療”で、血管・腎臓を守ります。


受診の目安

  • 尿酸値が7.0mg/dL超と言われた、またはくり返す関節痛がある

  • 腎機能の指摘、生活習慣病(血圧・脂質・糖代謝)の持病がある

  • 甘い飲み物やお酒の量が多い自覚がある(まずは相談からでOK)


院長メッセージ

「“痛い時だけ何とかする”ではなく、“痛くならない未来”を一緒につくりましょう。あなたの生活にフィットするやり方を、無理なく続けられる形でご提案します。」