診療のご案内 [片頭痛・頭痛]

女性に多いこの病気。中学校から更年期位まで、本当に悩まされますね。痛みの特効薬、最近の予防薬、トリプタン自己注射などについて。

片頭痛~予防薬の注射について~

前回は、片頭痛予防の飲み薬についてお話しました。
今回は、片頭痛予防の注射についてお話させていただきます。


発作の痛み止めや予防の飲み薬を使っても今までと変わらず痛みが出る、あまり効果が出ない…
でも、これ以上の治療はないと言われるから我慢して生活している…という方に朗報です!

 

『予防の注射エムガルティ、アイモビーグ』が保険適用になり当院でも実施しております。


片頭痛で当院へ長く受診中の患者様(仮にA様とします)を例にお話しします。

<A様の症状>
発作止めの内服や予防の内服を使用するもひどい痛み時は寝込むほど。
頭痛も頻回にあり仕事にも支障が出ている。
発作止めの内服でも改善ない時は、自己注射(発作止めの注射)をして何とか生活をしていた。


<エムガルティ注射実施後>
ひどい頭痛がなくなり、痛みも(痛みMAXが10として)10→2まで減った。
長年片頭痛で悩んできたので、今とても快適に過ごせてとても嬉しい(^^)/


と予防の注射を実施したところ、上記のように頭痛が軽快しとても喜んでおられました(^^♪
その他の患者様も以前より頭痛改善し、過ごしやすくなったとお喜びの声を頂いております(^^)

 

この注射は、月1回実施、保険適用自己負担3割の場合で13000円~25000円と金額は高めですが、試す価値はあると思います。
実際、先ほどお話した患者様も「こんなに快適になるなら続ける!」と継続されていますよ(^^)/

 

病院で片頭痛の治療しても改善なく生活にお困りの方、一度当院へご相談してはいかがですか。

予約制ですので、0963391711へお電話下さい☆
初診の方はネット予約も承っております。
(再診の方は未対応ですのでお電話でご予約下さいませ)

片頭痛~予防法について~

前回は、片頭痛で痛いときにどうするか、ということでお話ししました。

痛いときには、トリプタンを上手に使って、上手く乗り切れるお話しをしました。

でも、痛み止めばっかり何度も飲んでいいのかな?と心配される方も多いのではないでしょうか。

痛み発作が予防できる、いわゆる予防薬についてご説明したいと思います。

 

あの痛くて悩まされた片頭痛発作を予防できたら、なんと素晴らしいと思いませんか。

予防薬は、現在おもなもので3種類あります。その中で、最も効果が高いのは、デパケン(バルプロ酸)になります。バルプロ酸は、今も昔も、てんかんの治療薬として有名なお薬でありますが、片頭痛の発作予防に使用すると、素晴らしい効果があります。私のクリニックでも服用する患者さんが数多くおられます。

 

使用法ですが、毎日、1日1回、または2回に分けて服用していきます。

2週間後くらいから、だんだん効果を実感できるようになっていきます。

副作用(眠気など)を注意しながら服用していきます。基本的に非常に安全に使用できるお薬です。投与前後で血液検査が必要ですが、肝機能検査とバルプロ酸の血中濃度を、時々測定し、安全な分量を服用していただいています。

 

どんな患者さんに適しているのでしょうか。

それはやはり片頭痛発作の回数が多いかた、また、片頭痛の痛みがひどくて困っておられる方に適すると思います。病状が安定されておられれば、月に1回の通院で治療は可能です。また、オンライン診察も可能な病気になります。

 

片頭痛の治療に困っておられるかたには、一度検討してみられたらいかがでしょうか。

 

ぜひ片頭痛で困っておられるかたは、検討されたらよろしいかと思います。

片頭痛 最新のお話~痛いときはどうするか~(令和3年)

頭痛でお悩みのかたのご相談が本当に多いです。
コロナ禍で家にいる時間が長くなり、外出も少なくお過ごしの方が多いためと思います。
運動不足やストレスの増加が頭痛をさらに悪化させてしまうのでしょう。

今回は、片頭痛のお話を再度させて頂きます。

頭痛には、様々なものがあります。
当院で取り扱う頭痛は、機能性頭痛といいまして、CTやMRI検査で脳に異常が見つからない場合の頭痛になります。
いわゆる「検査したけれど異常なかった」という場合になります。脳に異常がない場合なので、安心していい頭痛になります。

そのなかで、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。
ご来院され、当院所定の頭痛チェックシートに記入頂くことで、おおよその診断が可能になります。
ほとんどの場合は、片頭痛タイプか緊張型頭痛タイプ、もしくはその混合タイプ(両方ということ)になります。
今回は、片頭痛について、お話ししていきましょう。
片頭痛って、どういう症状が出ていたら診断されるのでしょうか。
また、どんな治療をすれば、快適に乗り切れるようになるのでしょうか?

簡単にお伝えしますね!

片頭痛は、時々起こる頭痛です。
生理の前後、天気が悪いとき(特に雨、梅雨、台風が来るとき)などに、1日から2,3日、ズキズキ、ドクドクと目の奥やこめかみ中心に痛む頭痛です。
前兆がある場合もありますし、ない場合もあります。
市販薬で収まったり、軽くなったりする場合もありますし、ひどくて学校や仕事に差し支える場合もあります。
あくまで痛みは発作性なので、何とかして乗り切ってしまいたいものです。

画期的な効果がある薬剤があります。トリプタンといいます。
トリプタンには、イミグラン、レルパックス、アマージ、マクサルト、およびそれらのジェネリックがあります。
上手に使うと、本当に楽になります。飲んで1時間すると、スーッと、スッキリと、痛みから解放されます。
また、イミグランには、飲み薬、点鼻薬、そして注射薬があります。
注射は自己注射といいまして、自分の家で自分で打つことも可能になっています。
痛み止めは本当に効果的です。

今までは市販薬でがまんしてました。
片頭痛って、言葉は聞いたことがあったけれど、ちゃんと受診したことがなかった。。。
診察のたびに、おっしゃる患者さんが多いのです。
頭痛なんて、市販薬で我慢するものと思っておられる患者さんの、本当に多いことにびっくりしてしまいます。
私が一緒に解決するお手伝いをしますので、どうぞ一度いらしてください。


次回のコラムでは、予防薬のお話しをいたします。
痛み止めばっかり何度も飲んでいいのかな?と心配される方も多いのではないでしょうか。
痛み発作が予防できる、いわゆる予防薬についてご説明したいと思います。

頭痛/片頭痛外来

MOCOSにも書きましたが、最近は頭痛でお悩みのかたが多いですね。 頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、などいろいろなタイプのものがあります。 最近のトピックスとしては、平成10年に発売された、塩酸ロメリジン(ミグシス)で片頭痛を予防できるようになった事が1つ。 もう1つは、画期的な効果のある薬剤が発明されたこと、トリプタン(イミグラン、その後ゾーミッグ、レルパックス、マクサルト)の出現です。 トリプタンを服用すると、すーっと痛みから解放されます。 この2つを上手に使っていくことで、片頭痛で悩まなくてすむようになりました。

 とくに、頭痛がおこると寝込まなくては我慢できない人、頭痛で吐き気がひどい人、学校や仕事に支障が出ている人、などは多くの方が片頭痛によるものだという印象があります。 また、いままで緊張型頭痛と診断されていた人の中には、かなりの割合で実は片頭痛だったという事が分かっています。 頭痛くらいで病院なんてとか、病院には行ったけどいいくすりに出会えなかった人、みなさまへの朗報となるでしょう。