[甲状腺疾患]
甲状腺機能低下症(橋本病)は、20人に1人いると云われています。自覚症状がないので、どういう時に検査を受けるか、などをお話します。
甲状腺の病気について
甲状腺機能低下症(橋本病)
最近、どうもだるいなあ、少し太ったかな、疲れやすい、むくんだ、体重が増えた、寒がりになった、など、意外にあてはまることがあるかもしれません。
この症状は、甲状腺ホルモンが減ったための症状かもしれません。甲状腺機能低下症の可能性があります。成人女性の20人に1人は、低下症があると云われています。実際の治療を受けている人は一握りのかたで、ほとんどの方は自覚症状が軽いので、気付いていない方が多いのが実情です。
検査は、血液を採取するだけ。治療は、チラージンという甲状腺ホルモン薬を飲むだけです。チラージンは、なんと50年以上も前から使用されている薬で、安全性の高いお薬です。血液検査でホルモンの足りない具合にあわせて、分量を調整して処方いたします。少しずつ調子が良くなっていきますよ。40才過ぎたら、一度は血液検査を受けてみてはいかがでしょうか。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
何だか急に汗かきになった、やせてきた、両目が飛び出したようになった、、、などの症状は、甲状腺ホルモンが過剰になった状態の可能性があります。年令としては、20才代の方が多いです。
検査は、やはり血液を採取します。亢進症の場合は、治療法が様々あります。飲み薬で治療する場合には、当院で治療可能です。外科的治療、放射線ヨード治療の必要な場合もあり、その際には、安心できる専門医療機関をご案内いたします。