診療のご案内 [メタボリックシンドローム]

いわゆるメタボ。しばらく前に流行ったこの言葉。体重、中性脂肪、お腹回りを気を付けることで、将来の病気を防ぐことが可能です。

メタボリックシンドローム(メタボ)について

内臓脂肪(自分自身もドキッ!とします)が過剰に体にたまってしまうと、いろんな動脈硬化性疾患(脳梗塞、心筋梗塞など)を引き起こしやすくなる、ということが近年はっきりしました。内臓脂肪の蓄積は、腹部CTで検査できますが、より簡単な方法は、ご自分でウエスト周囲を測ることです。   ウエスト周囲の測り方は、立って、軽く息を吐き、おへそのところで測ります。男性で85cm、女性で90cm以上であれば、要注意!   ところでなぜ、最近注目されるのでしょうか?それは、中性脂肪、高血圧、高血糖の状態が、それぞれ軽い異常値しかなくでも、内臓脂肪の過剰な蓄積と重なってしまうと、脳梗塞や心筋梗塞などの命にかかわる病気を起こす率が急激に高くなるからです。   内臓脂肪を減らすには、、、ちょっとの努力が大きな効果を生むのです。まずはゆっくりご飯を食べる、ふらっと散歩する、から始めてみてはいかがでしょうか。   ちなみに、メタボの診断基準がありますので、ご参考までに。

【診断基準】
  1. ウエスト周囲径 男性85cm、女性90cm以上
    これに加えて、以下のうち2項目以上
  2. 血圧 130/85以上
  3. 血糖 空腹時110以上
  4. 中性脂肪 150以上、またはHDLコレステロール40未満

(2)(3)(4)なんて、それぞれはそんなに大したことではないんですが、(1)と重なってしまうのが良くない、ということです。その場合には、当初より内服薬が必要です。