なかむらファミリークリニック

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●紫外線対策

大きく分けて四つあり、できるだけ併用するのがお勧めです。

【1】 11時から2時くらいの紫外線の一番強い時間帯の外出を避ける。

【2】 日傘やつばの広い帽子で直射日光をさえぎる。

【3】洋服で直射日光をさえぎる。
洋服は、長袖長ズボンが望ましい。
UVカット加工の素材はなおよい。色は濃いもの。生地は目の詰まった厚手のものを選ぶのがよい。

【4】日焼け止めクリームをつけること。
○普段用とレジャー用をそれぞれ用意する。
普段の生活というのは、近くに外出したり、洗濯物を干したりという程度の、短時間の日光暴露を指します。SPF10~15、PA+でよいと思います。
それに対して、レジャー用、つまり、海や山、ゴルフ、リゾート地などでは、より強力なタイプを選びます。SPF30~50、PA++~+++がお勧めです。
○十分な量を塗り、塗りなおしをすること。
SPF値を基準値出すためには、1平方センチあたり2.5ミリグラムという量塗らなくてはいけないのですが、これはかなり厚ぼったく塗った量で、皆さんが普通につけた量では基準値にはとても足りません。
報告によれば、通常の人は基準値の5分の一の量しかつけていないそうで、これでは効果が望めません。

■塗り方:
指でスーッと伸ばすつけ方をした時点で量は不足ですので、つけ方としては、上からトントンと指でのせていくような感じで、顔全体につけるとして、大きな真珠玉2個分くらいの量になります。見た目、白くてムラになるくらいです。
ほほや鼻など、隆起した部分は、もう一層重ね塗りするくらいのつけ方をするのがオススメです。リゾート地であればさらにコンシーラーが必要でしょう。

■よくあるお尋ね:
Q:SPFが10と書いてある、化粧下地やファンデーションをつけているのですが、それでよいのでしょうか?
A:実は大手化粧品メーカーの方に確認したのですが、化粧下地のクリームやファンデーションを、下地として化粧するくらいの量でつけても、そのSPF値は出せないということです。
つまり、きれいに化粧するという感覚を捨てて下地クリームを厚ぼったくつけるか、日焼け止めクリームをきちんと塗った上から化粧品を使う、ということでないと、化粧下地クリームでの日焼け止め効果は低いということです。
ですから、確実にはやはり、日焼け止めクリームを基準量たっぷりつけて、化粧品は補助的に使うほうがよいでしょう。

Q:肌に優しい日焼け止めというのはどういうものなのでしょうか?
A:日焼け止めの成分には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2つがあり、
吸収剤は色はつきませんが、紫外線を肌の上で熱に変えて吸収させることでブロックするものです。一方散乱剤は少し白い色がつき、紫外線を反射させることでブロックするものです。一般の日焼け止めはこの2つの成分を組み合わせて効果と使用感(白浮きしないで色がつかない)を上げているのです。
肌に優しい敏感肌用の日焼け止めは、散乱剤だけを使用し、吸収剤を使っていません。熱が加わらず、光をはね返すだけです。欠点としては、使用感(白浮き)がどうしても吸収剤入りと比べると白い色がついてしまう、また、SPF値を単独で上げるのが吸収剤入りよりも難しい、というところで、使い心地や価格に影響してしまうところです。トラブルの起きやすい方、毎日使うものだから刺激のないものをとお考えになる方は、迷わず敏感肌用をお使いください。私も毎日敏感肌用を使っています。また、クリニックにはお勧めできる日焼け止めを各種ご用意しています。

Q:そんなに気を使って紫外線対策が必要ですか?
A:はい、日焼けという急性の反応は、発赤、色素沈着、免疫力の低下、などですが、いまクローズアップされているのは、慢性の反応です。反復する紫外線の刺激により、皮膚細胞の遺伝子が傷つけられ、良性腫瘍、悪性腫瘍の発生が高くなるとされています。また、しわやしみといった、光老化の原因になっているということもはっきりしています。現在は、子どもの頃から、紫外線を防ぐことが、皮膚ガンの予防につながると考えられています。



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