なかむらファミリークリニック

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 保険適応外外用薬について 内科トップページへ戻る

保険診療で使用する薬は、厚生労働省から認可が下りるまでに時間と費用がかかるため、限られているのが現状です。
以下は最新治療のため、保険外治療で使用している外用薬の説明です。

  1. ビタミンC
    昔から美肌ビタミンとして有名ですが、内服した場合と違い、つけても肌から吸収されることが難しい物質です。近年誘導型ビタミンCが開発され、吸収力がアップしたので、外用で効果が望めるようになりました。
    ビタミンCには、メラニン生成抑制、コラーゲン産生促進、細胞外マトリックス分解抑制、表皮バリア形成、紫外線などによる酸化ストレス抑制などの作用が認められています。その結果しみ、しわの改善、光老化の予防および改善効果を示すことが報告されています。
  2. ビタミンA
    ビタミンAは皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)を司っており、皮膚の形態形成制御作用、細胞の分化増殖制御作用など、皮膚に大きくかかわっているビタミンです。尋常性乾癬という皮膚疾患の治療にこのビタミンAの内服をしますが、皮膚の変化が短期間にドラマティックに起こり驚きの効果です。
    レチノイドやレチノイン酸とよばれる強いビタミンAの外用剤は、ニキビやしみの治療で外国では広く使われていますが、日本では認可されていないため保険外治療で使用しています。
    ビタミンAには表皮ターンオーバーの促進、角質剥離、コラーゲン産生促進、皮脂腺機能抑制などの皮膚への作用が認められています。
    ビタミンAの強力な作用は、レチノイン酸という形のときにみられます。
    レチノールとよばれる形のマイルドなビタミンAは、つけたときにほとんど皮がむけたり赤くなったりしませんが、そういう作用の起きない分、効果はレチノイン酸とは比べ物にはなりません。しかし化粧品に配合して毎日塗ることで効果を期待することはできそうです。
  3. ビタミンE
    ビタミンEは抗酸化ビタミンとして有名です。紫外線の影響で発生する活性酸素を消去し、紫外線の影響を抑制する働きがあります。他には膜安定化作用、ホルモン分泌調整作用、血行促進作用、抗血栓作用です。
  4. トランサミン
    トラネキサム酸は抗プラスミン作用を有する薬用アミノ酸で、湿疹、しみなど皮膚疾患で内服効果が認められています。
    抗プラスミン作用により止血・抗炎症・抗アレルギーの効果があります。また、細胞レベルでは、メラニン生成を抑制したり、チロシナーゼ活性を阻害したりと、しみを抑制する働きがあると報告されています。
  5. ミノキシジル
    リアップという大正製薬からでているOTC薬で、FDAが男性型脱毛症に唯一認可している外用薬です。プロペシアという内服薬と併用すると、それぞれの単剤だけの使用よりも効果が上がるようです。
  6. 塩化アルミニウム
    汗腺をつまらせる働きがあるため、多汗症の方の汗を減らすのに外用剤として使います。外用薬はありませんので、当院では塩化アルミニウムエタノール液を作成して使っています。
  7. ハイドロキノン
    強い漂白作用を利用してしみ治療や美白目的で外用します。
    化粧品に配合できるのは4%まで、高濃度のものは外用薬として処方します。
    かぶれをおこすことが時々あるので低濃度のものから使用することが多いです。
    副作用としては頻度は低いですが、白斑(色が抜けてしまう)や色素沈着があげられます。
    そのリスクは了解のうえご使用ください。
  8. 過酸化ベンゾイル(ベンゾイル・パーオキサイド)
    ニキビの外用薬として、欧米ではレチノイン酸やアダパレン(ディフェリン)と並んで、第一選択で使われていますが、日本では認可されていません。
    長く使われてきているお薬ですので、安全性や効果には定評があり、従来のニキビ治療で効果のなかった方は試す価値があります。早く乾燥しますので赤みや腫れのある炎症のあるニキビに特にお勧めです。
    ただ、乾燥が強く見られたり、かゆみや発赤がでたり、と過敏に反応することはあります。妊娠中、授乳中の方は使えません。また、衣服や髪の毛についたときに白く脱色することがあり注意が必要です。


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